Master's Laboratory
Master's Laboratory
2002-12-20 Fri

今日はエフェクターについて。俺の知っているだけで申し訳無いですが。
演劇にはあんまり縁が無いかも知れませんが、エフェクターには様々な物があります。
使い方によっては、ホールを何もない平原にしたり、狭い室内にする事が可能です。
演劇で利用する場合は、会場にマイクを取り付けたりして音を拾ってやらないと利用できませんが・・・。

1.リバーブ
俗に言うエコーです。狭いホールで十分に反響音が得られない場合に利用します。
演劇では、狭い室内に居る感じを出したいときに使うと良いでしょう。
あと、カットアウトの時に使うと面白い効果が得られます。

2.ディレイ
分かり易く言うとやまびこです。跳ね返って来る音を利用したい時に使うと良いでしょう。
演劇では、思ったよりも様々なシーンで使えると思います。

3.ピッチシフト
音程を変えるエフェクターです。
元の声と音程を変えて流した声で不思議な声に変えることも出来るでしょう。
録音して使えば録音の時に低くして自問して会場で普通の音程で自答すると言うことも可能でしょう。

4.イコライザー
周波数ごとの強弱をつける機械です。照明から起因のノイズ削減に効果的です。
その他にもSE・MEで強調したい音域を設定したりするのも良いでしょう。
ハウリングにはまずイコライザをいじってみます。

5.コンプレッサーアンプが飛んでしまう恐れのある大きな音をカットします。
通常は入りませんが、マイクを落としたりしたときに瞬間的に大きな音を低減したりカットします。
通常は利用することはありませんが、大きな会場でマイクなどを使うときにはかけておいた方が良いでしょう。

6.アンチフェードバック
ハウリングを防ぐ機械です。
通常演劇ではハウリングするほど大きくすることはありませんが、ハウリングが起きてしまうときに予防的にかけておけば良いでしょう。

エフェクターは通常使うことはありませんし、マイクをおかないと本番では使えないので設定が大変です。
でもSE・MEの中でも十分に利用できますし使う価値はあると思います。

実際うちの部もSEの中で使いました。いまいち分かりにくかったので気付かないとは思いますが、時計の音を響かせてみました。
このほかにもボイスチェンジャーを使う予定でしたが、あまりにも音がわかりにくいのでやめました。
ヴォーカル専用の物を使わなかったのが悪いのですが、こちらも十分に挑戦する価値はあります。
ポイントはあまりレベルを上げすぎないことだと思います。

上げすぎると意味不明な音になるのである程度に抑えておいた方が無難だと思います。
高校演劇でエフェクターをかけている学校を聞いたことが無いのですが是非挑戦しましょう。