Master's Laboratory
Master's Laboratory
2003-01-07 Tue

とうとうミキサー買ってしまいしまた。
YAMAHAのMX12/4です。入力が12チャンネル、出力が6チャンネルと非常に優れものです。
自宅・学校では全然その性能を発揮させてやることはできませんが、いつかデビューさせてやりたいと思います。

ついでにエフェクターも購入。ZOOMの1202です。コンプレッサーとイコライザ以外は全て積んでます。
コンプレッサーは専用の買うつもりだったし、イコライザーは12/4についてるから1202でいいや。って感じでした。
でもリバーブ・ディレイをはじめ空間制御系は一通りそろってるし。中古だから取説がないらしい。
でもプリセットのリストがついていれば当分使えるし、実はメーカーサイトで取説が公開されていてついてなくても全然OK。

ケーブルもとりあえず学校・自宅で必要なものは一通り購入。ヘッドフォンもかいました。
携帯式のオーディオプレーヤー(tvqなるファイルを再生する)用にヘッドフォンを買ったんだけど、音質が全然違う。
ケチって1800円の格安を購入したけど、全然音が違う。どうせなら10000円くらいのを買っておけばよかった。

あとはマイクがあれば完璧だけど、学校とか会場でしかどうせマイクなんて使わないから、当分必要なし。
トークバック用のマイクを自前で持っていれば、仕込みの時も楽だけど、会場で借りることなんていくらでも可能だから・・・。
でも、12/4はコンデンサマイク(普通のやつより音質良、ex.落語で使うマイク)用に
ファンタム(コンデンサマイクに48Vの電流を送るための)電源ついてるから、コンデンサマイクさえ替えば音質がかなり良くなって録音可能。
でも、12/4がそんなに音が良くないはずだから意味ないけど・・・・。

入力12チャンネルあるけどソースはどっちみち使って2つ。だからそんなに魅力は感じないけど、出力が6つはうれしい。
でも4つを個別に使える訳じゃなくて、マスターがステレオで2つ、
グループも各入力チャンネルで1/2と3/4で切り替えるから実際モノラルの左右って感じです。
PANで振り分ければ使えないこともないけど・・・・。
ホールでの使い方としては、マスターをプロセ・サイドの2つのスピーカーにつなぐ。
マスターはあんまり左右に振らない平凡なプロセとサイドでOK。
グループの出力にウォール・シーリングなど効果系なスピーカーに入れる。
マスター下げて、グループを上げれば瞬時に効果を出すことができるし、マスターは左右一緒だけど、
グループは左右バラバラだから、たとえば左に声・右に音楽を入れたMDを作って、ステレオ出力じゃなくてモノラル入力に左右ばらしていれる。
左チャンネルを1/2のフェーダーに入れて、右を3/4のフェーダーに入れれば、音楽と声がバラバラに、しかも左右に偏らず出るようになります。
しかも、これを利用すれば、音楽の定位(ステレオでの左右の位置)をセンターにしたまま、声の定位を左右にふれるから、
回転しているような音声が作れる筈。

なにも、当日じゃなくてレコーディングの時にしてもかまわないけど、PANの無いミキサーじゃできない、必殺技です。
これにエフェクターをかませて更にグレードアップ可能。ってなんで俺ここでネタ公開してんの。いつか使おうと思ってたのに・・・。

実はこのグループを使う技は、今年の県大会の本番の時に思いついたんですが、何しろ準備してないから不可。
でも来年はレコーディングに、当日用にと大活躍の一台となることでしょう。

えっ?01Vはどうなったかって?01Vの活用法は正直ほとんどMX12/4+1202でまかなえるんだけど、音質は01Vが当然いい。
それに、Degital出力がついてるから放送部としては活用の機会が多い。一応録音っていう業務も兼ねるから。
でも実際演劇の音響でって言われると結構でかいから荷物になるし、設定が卓の上のつまみで実際にいじれる訳じゃないから、仕込みに時間がかかる。
覚えるまでが大変だけど、それは何とかなるでしょう。01V+MX12/4の組み合わせでも十分活用は可能。
たとえば、サブミキサーが必要な場合とか。でも、01Vの根底にあるのは、YAMAHAのアナログミキサー(まぁ大型の3500とか4000とか何だけど・・・)つまりはMX12/4だと思うし、実は01VとMX12/4とでは基本機能が変わらないといっても過言では無い。

もちろん音質は、デジタルが格段に上です。例を挙げるなら(物理嫌いの方ごめんなさい)、たとえば正弦波(y=sinx)を試しに入力してみても、デジタルならボリュームをもとより下げるときはy=1/2sinxにするだけだし、上げたかったらy=2sinxとかにすればいいわけです。つまり全て計算式で可能だからプロセッサーの中で処理してしまうんです。
でも、アナログだったらいちいち、それようの回路通して抵抗かけたりするわけだから、線の長さが増える訳です。コードは被服である程度ノイズを防いでありますが、基盤上ではむき出し。当然ノイズには弱くなります。それに、元々01Vの方がちょっとだけプロユースだから、ものもいい。

グループ出力も4つあるし、+マスターで計6つの出力を積んでる。入力は12で、デジタル入出力は無いけど、実際にホール行ったら袖とかにマルチケーブルで引っ張って、マスター+グループを接続して主卓に上げるだけだから全然OK。
オプションボードとかはあるけど、実際演劇で使うことはない。
つまりは、演劇で必要な機能だけを考えれば、01VもMX12/4も変わりなし。むしろ、瞬時に設定確認ができる12/4の方がいいことも多くある。
本番、2分前でも見直しできるし、本番中も確認できる。でも01Vだったら慣れるまでに時間かかりそうなじゃじゃ馬ミキサーだから大変かもしれません・・・。

ふー。残りは入力機器と出力機器だ。真ん中から機材が固まって行きます。次は、アンプ+スピーカーかマイクかプレーヤですね。
でも、こういった機材は意外と高い。MDなら音響用ではやっぱりAUTO QUE(自動頭出し)くらいは欲しい。
アンプとかスピーカーって実際使わないかも・・・。マイクは欲しいけどコンデンサは高い。でもダイナミックは音が・・・。SHUREのbeta57とかなら許せるかも・・・。

たぶんMX2/4+1202の初陣は3/30の公演か、中部のコーラスコンクールでサブミキサーとしてになると思います。
なんか請求書がきてる・・・・4万2630円?・・・・。うーん、何かと金のかかるやつだ。今日のケーブルと併せて5万近い・・・。
うー、福沢諭吉がとんでいく・・・。